介護職ってどんなお仕事?~生活相談員編【介護の知識10】

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介護職員からステップアップして、利用者さんの生活に深く関わる仕事がしたい方へ。

今回は、「生活相談員」お仕事、必要な資格、1日のお仕事の流れについて、詳しく解説します!


生活相談員とは

高齢者福祉サービス(特別養護老人ホーム、デイサービスなど)の利用者が、快適に、可能な範囲で自立的に日常生活を送ることができるように、相談・援助や連絡調整などを行う仕事です。

生活相談員は施設・事業所の“顔”となる

施設・事業所の利用者やそのご家族が、窓口として最初に出会うのが生活相談員です。
そのため、一番はじめに「施設の職員」として認識されるポジションになります。
施設・事業所の雰囲気や特色を説明するために、普段から介護職員とコミュニケーションを図ることや、施設・事業所の顔として責任ある行動をとることが求められます。

営業活動を行うこともあり、コミュニケーションスキルが必要

施設・事業所の利用者を増やすために、地域のケアマネージャーに対して、営業活動を行うこともあります。
地域にある居宅介護支援事業所のケアマネージャーを訪問し、自分の施設や事業所のサービスについて説明したり、ケアマネージャーの担当利用者の中に、そのサービスを利用したい方がいるか、丁寧にヒアリングを行ったりします。
地域の支援者と関係を持ち、ネットワークをつくるためのコミュケーションスキルが必要になります。

イラスト_会話


具体的な業務内容について

■新規のサービス利用希望者への説明、相談、入所等の契約手続

■勤務先の施設・事業所を新たに利用する人への相談に乗ったり、サービス利用の手続きを行う

■利用者から、様々な情報(身体状況や家族との関係など)を聞き取り、円滑なサービス利用につなげる

そのため、介護や医療に関する知識、介護保険等の福祉制度に関する知識が必要になります。

■ご家族からの相談を受ける

例えば、「息子さんが家で親の介護を行っていたが、持病が悪化し、家での介護が難しくなった」「最近認知症の症状が出てきたようで、対応の仕方に困っている」など、ご家族からの相談ごとも様々なものがあります。
このような相談を受け、ご本人やご家族の思いを尊重しながら、より快適な生活を送れるよう、お話を丁寧に聞いて、心理的な問題の解決、新たなサービス利用のための連携、医療機関の紹介などを行います。
利用者の状況も日々変化しますので、そのたび臨機応変な対応が必要です。

■ケアマネージャー、行政機関、保健・医療機関との連携

勤務先施設・事業所の利用者の生活全般をサポートするお仕事ですので、利用者の主治医、地域の行政機関、保健・医療機関の担当職員などと連携することもあります。
これらの機関・専門職と連携し、地域の福祉課題の解決策を検討します。

■その他

・職員の資質向上のため研修を企画したり、地域住民に施設・事業所のことを知ってもらうための活動を行うこともあります。
・介護職員と兼務になる場合もありますので、その場合は相談支援業務だけでなく、介助業務も行うことになります。


生活相談員になるための条件

生活相談員の要件は県によって異なり、香川県では、下記(1)か(2)に当てはまる人が生活相談員になることができます。

(1)社会福祉主事、社会福祉士、精神保健福祉士
(2)または、(1)の資格と同等以上の能力を有すると認められる者(介護支援専門員 または 社会福祉事業を行う施設・事業所に常勤で2年以上勤務し、かつ、介護福祉士の資格を有する者

イラスト_履歴書を書く人


生活相談員の一日(デイサービスの例)

今回は、例として「デイサービス」で働く生活相談員の一日の例を紹介します。

デイサービスの利用者は、地域で生活をしており、必要に応じて訪問看護などの他のサービスも併用している場合があります。
他のサービス事業者とも連携しながら、包括的に利用者一人一人の生活を支援していくことが求められます。

▼8:30 出勤・送迎

朝の会で、一日の業務を確認・共有します。
その後、利用者の送迎に向かいます。送迎車のサイズは軽自動車・普通車、車いす対応車などがあり、ハイエース等の大型車(普通自動車、中型免許で対応可)を運転する場合もあります。
お迎えに行ったら、ご家族に挨拶をし、健康状態に問題はないか、何かお困りのことはないか、などを確認します。

▼9:30 事業所到着・利用者とあいさつ

事業所に到着したら、一人ずつデイサービスの中へ誘導します。
また、到着した利用者に声掛けをし、コミュニケーションをとりながら、その日の体調や生活状況を確認します。

▼10:00 見学者対応

新規で施設利用を考えている方が、ケアマネージャーやご家族と見学に来ることがあります。
このようなときは、生活相談員が事業所内を案内して、雰囲気を見てもらったり、サービスを説明したりします。

デイ利用者やそのご家族などからの電話・来所相談に応じることもあります。

見学がない場合は、入浴をしていない利用者が個別レクレーション(運動、ゲーム、編み物、歌、音楽など)を行うため、そのサポートを行います。

▼12:30 休憩

他の職員と交代で休憩を取ります。

▼13:00 営業活動

デイサービスがある地域に拠点を置くケアマネージャーを訪問します。
利用者を増やすことは、事業所の収益の増加に繋がるので、とても大切なお仕事です。
ただちに困っている方がいなくても、営業活動でケアマネージャーと関係を作っておくことで、デイを探す方が現れたときに連絡をしてもらえますので、定期的に訪問します。

▼15:00 担当者会議

ケアマネージャー(利用者の介護サービス利用計画であるケアプランを作成している)や、他の介護・看護サービス利用者と情報共有を行い、より利用者の望む生活を送れるようサポートするために話し合いを行います。

▼16:30 送迎

利用者の方をご自宅まで送り届けます。
ここで、日中の出来事をご家族に報告し、何かお家で注意しておくべきことがあれば伝えます。
このように、日頃から家族とコミュニケーションをとり、お家での過ごし方も含めて、利用者が安心して生活できるように関わります。

▼17:00 記録・申し送り

一日のケース記録を作成します。家族等へ連絡事項がある場合は、連絡を行います。
そして、申し送りでは、一日のサービス利用状況や、利用者の様子について、他職員と共有し、情報収集を行います。

▼17:30 退勤


まとめ

・「生活相談員」とは、利用者の日常生活の相談に乗り、望む生活を送るために必要な介護・医療サービス等を円滑に利用できるよう、サポートを行うお仕事です。

・様々な立場の人との連絡調整が必要なお仕事です。ケアマネージャーや医療職、家族などとの連携も大切になります。

・苦労もありますが、利用者に感謝されたり、利用者の望む生活を実現することができたときの喜びが、やりがいに繋がります。


いかがでしたか?
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