介護職ってどんなお仕事?~入所施設編(特養・老健・有料老人ホーム)【介護の知識7】

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「他の施設で働いてみたいけど、どんな仕事をするんだろう?」
「同じ介護職でも施設によって仕事が違うの?」

そんな疑問にお答えして、今回は、入所施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム)での介護職の仕事内容を解説します!


勤務時間について

特養、老健、有料老人ホームといった入所施設は、24時間稼働のため、交代勤務になります。
しっかりとシフトを組んでいるため、日勤、夜勤に関わらず、定時に帰ることのできる施設が多いです。

勤務時間の例(施設によって異なります)

【早番】7:30 ~ 16:30
【日勤】8:30 ~ 17:30
【遅番】10:00 ~ 19:00
【夜勤】17:00 ~ 翌9:00


1日の業務内容の例〈日勤の場合〉

▼8:30 申し送り・朝礼

夜勤者からの引継ぎを行います。
昨夜の利用者の様子を聞き、状態を把握した上で、勤務に入ります。
その後、朝食を終えた利用者の排泄介助を行います。

▼9:00 入浴介助

週に2~3回、10名~40名の利用者に対して、職員2~4人で入浴介助を行います。
大浴場、チェア浴、機械浴など、入所者の介護度によって様々な浴槽が準備されています。
利用者の身体状況に合わせて、衣類の着脱をしたり、体や髪の毛を洗ったりします。
機械浴の場合は、機械の操作も行います。
利用者が基本的な動作を自分で行える場合は、大浴場を利用しますが、大浴場で入る場合も転倒などの恐れがあるため、見守りが必要です。

▼11:30 昼食準備・昼食介助

昼食準備として、食器類の準備、簡単な配膳などを行います。
準備が整ったら、食堂への利用者の誘導を行い、車いすなどで移動をして、食事介助、見守りをします。
介護度の高い利用者に対しては、刻み食やペースト食などで食事介助を行います。
自分で食事ができる利用者に対しても、誤嚥などの恐れがあるため、見守りが必要です。
昼食後は、歯や口の病気を予防するため、口腔ケアを行います。

▼12:30 休憩

他の職員と時間をずらしながら休憩をとります。

▼13:30 レクレーション

利用者の余暇活動の支援として、カラオケや書道、絵画、手芸など、様々なレクレーションを準備し、利用者に楽しんでもらう時間です。
季節ごとに夏祭りなどのイベントを企画や、遠足などの外出も行います。
レクの企画・運営は、介護職が中心となって行います。何名かの職員で集まって打ち合わせをしたり、必要な物品の準備をしたりします。

▼15:00 おやつ

食事介助、見守りを行います。
ホットケーキなどの簡単なお菓子作りをするレクレーションをすることもあります。
食後は口腔ケアを行います。

▼17:00 申し送り

日勤者が夜勤者に日中の利用者の様子などを伝えます。
その後、遅出の出勤者は夕食介助まで対応します。

* * * * * *

■その他の業務について

◎各業務の合間に行う業務……洗濯やトイレへの誘導、オムツ交換などの排泄介助、利用者とのコミュニケーション、シーツ交換、ごみ捨て、介護記録の入力、嘱託医の回診対応、家族との連絡などを行います。

◎介護記録……担当の利用者一人一人の健康状態や食事量、排泄などについて記録をとります。手書きで記入する施設と、PC入力の施設があり、PC入力でも簡単な操作の場合が多いようです。


1日の業務内容の例〈夜勤の場合〉

施設にもよりますが、17:00 ~ 9:30 など、14時間程度の勤務になります。
2時間程度の仮眠時間があることが多く、交代で休みをとります。
施設によっては、少額または無料で夕食を食べられることもあります。

▼17:00 出勤

日勤者からの申し送りに参加し、引継ぎを行います。
ここで日中の利用者の様子がどうだったか、何か注意が必要なことはあるかなどを確認・共有します。

▼17:30 夕食準備・夕食介助

夕食準備として、食器類の準備、簡単な配膳などを行います。
準備が整えば、食堂への利用者の誘導をします。車いすなどで移動をします。
食事介助、見守りをします。
介護度の高い利用者に対しては、刻み食やペースト食などで食事介助を行います。
自分で食事をとる利用者に対しても誤嚥などの恐れがあるため見守りが必要です。
夕食後は歯や口の病気を予防するため、口腔ケアを行います。

▼20:00 就前薬の服薬介助

医師の指導のもとに処方された薬を正しく飲めているかどうか確認します。

▼21:00 消灯

以降2時間おきに巡視や体位交換、おむつ交換を行います。

▼5:00 朝食準備

▼6:00 起床

ベッドから利用者を起こし、着替えの介助をしたり、身だしなみを整えたりします。

▼7:30 朝食準備・朝食介助

食堂等への利用者の誘導を行います。
その後は配膳、食事介助、見守りをします。
介護度の高い利用者に対しては、刻み食やペースト食などを提供し、食事介助を行います。
朝食後は口腔ケアをします。

8:30 引継ぎ

日勤者への申し送りを行います。

9:00 退勤

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■その他の業務について

◎介護記録……夜勤者も日勤同様、施設で決められた時間に排泄介助(トイレ介助、オムツ交換)をし、記録の記入を行います。

◎夜間の対応……夜間に頻繁にコールが鳴り、対応をしなければならない施設もあれば、巡回のみでほとんど対応がない施設もあり、施設形態や利用者の介護度、医療度によって様々です。


施設形態ごとの特徴

施設形態によって、次のような違いがあります。

◆特別養護老人ホーム

・介護度が高いため、食事介助、排泄介助にかける時間が長い
・看取りも行っている
・夜勤は介護職のみで看護師はオンコール対応

◆介護老人保健施設

・利用者の在宅復帰を目指しているため、レクレーションよりも器具を利用した機能訓練などのリハビリが中心
・夜勤は看護師も配置されている

 

◆有料老人ホーム

・レクレーションが充実している
・特養より一人で対応する利用者の人数が少なく、手厚い介護をすることができる


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